倉本聰 富良野塾 舞台の歴史
◆「マロース」
◆「オンディーヌを求めて」2010秋
◆「歸國」
◆「屋根」
◆「ニングル」
◆「悲別」
◆「谷は眠っていた」〜富良野塾の記録〜
◆「地球、光りなさい!」
◆「走る」
◆「屋根」
◆「オンディーヌを求めて」

富良野塾

「マロース」

★2011年1月15日(土)〜 30日(日)
 富良野GROUP公演 2011冬/富良野演劇工場

<作・演出>倉本 聰

<出  演>森上千絵・水津 聡・にしやうち良・久保隆徳・熊耳宏之

      六条寿倖・水谷理砂・佐々木麻恵・東 誠一郎・久保明子

      松本りき・栗栖綾濃・石川慶太・大山茂樹・黨 清信

      村田 純・筆本 聡 他 富良野GROUP

 

北海道。南部の小さな町。森に覆われたこの一帯の村落で、不審な野鳥の大量死が発見される。それは何人かの住民への感染まで疑われ、渡り鳥の運んで来た鳥インフルエンザと認定される。付近の鶏にもその影響が出て養鶏所は閉鎖され、卵の出荷の出来なくなった養鶏所に自殺者が出る。

五月、その被害は更に拡大し、音別川上流域にある水鳥たちの越冬地ペンケ沼でもカモの死体が二羽確認され、それ以上の拡大を恐れた町は、ペンケ沼一帯に棲息するマガモ、ハクチョウなどを全て一斉に殺してしまう。

そんな五月の珍しい猛吹雪の夜、森の奥にあるコーヒー店・ブナの森に、一人の年老いた遭難者が転がり込む。老人は記憶を全く失ってしまっている。「ブナの森」の女主人・みどりは、この老人を手厚く介抱し、なんとか一命はとりとめるが老人は記憶を取り戻さない。

口さがない喫茶店の常連客たちはこの老人について色々噂するが、心やさしい女主人・みどりは、老人を庇い店に置いてやる。

周囲の町には春がとっくに訪れているというのに不思議なことにこの一帯の村落だけは冬が完全に居坐ったままである。

そんな時、一つの風評が流れる。

鳥たちの死は、インフルエンザ=バードウイルスの為ではなく、全く別の原因によるものではないのか、という風評。

2009年12月にNHK-FMにて放送されたラジオドラマ「マロース」の舞台化。舞台開幕と同時に全国各地で鳥インフルエンザに感染した鳥が多数発見される。時代の流れとの不思議な因縁を持つ作品。

◆(初演)2011年1月12日 富良野演劇工場(高校生貸切)

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「オンディーヌを求めて」

★2010年11月13日(土)〜 15日(月)富良野演劇工場

★11月20日(土)・21日(日) 森ノ宮ピロティーホール

★11月23日(火・祝)      浄るりシアター    

★11月27日(土)・28日(日) ラフォーレミュージアム六本木
 富良野GROUP公演 2010秋

<作・演出> 倉本 聰

<出  演> 三倉茉奈、三倉佳奈

<協  力> 富良野GROUP

 

かつて劇団の同期だった二人の女優“メグ”と“あい”が、舞台「オンディーヌ」の主役オーディション会場で十年ぶりに再会。その結果を待つ二人が繰り広げる僅かな時間の熱い物語である。テレビの世界からデビューした三倉茉奈と三倉佳奈が、双子でありながら、赤の他人として、真のライバルとしての女優“メグ”と“あい”を演じる。

最大の見どころは、3パターンあるラストシーン。舞台上にいる本人たちにも、その瞬間まで結果は明かされない。メグが受かるか。あいが受かるか。二人とも落ちるか。オーディション結果を待つ緊張は、客席をも巻き込む。

富良野GROUPとなって以来、初めて外部からの女優を招いた異例の取り組み。富良野GROUPメンバーは主に大道具を担当。普段は舞台上で演技をする役者も裏方を経験。「情景の持つ感情」を学ぶ機会ともなった。

◆2001年10月以来9年ぶりの再演

■富良野公演観劇アンケートを読む

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「歸國」


★2009年6月17日(水)〜7月 5日(日)/2009夏・富良野演劇工場

2010年6月27日(日)〜7月24日(日)/2010夏・富良野演劇工場

     7月26日(月)〜8月27日(金)/全国ツアー

<作・演出> 倉本 聰
  棟田 博「サイパンから来た列車」をもとに

<出演>

2009

梨本謙次郎(特別出演)・森上千絵・熊耳宏之・水津聡・久保隆徳・杉野圭志・伊藤拓・比佐一成・佐々木麻恵・東誠一郎・松本りき・栗栖綾濃・富由美子・石川慶太・大山茂樹・玉城仁志・金井修・三須杏奈  他 富良野GROUP
   

<出演>

2010

梨本謙次郎(特別出演)・加藤久雅・森上千絵・熊耳宏之・六条寿倖・原タカシ・水津聡・久保隆徳・黒川なつみ・杉野圭志・伊藤拓・有門正太郎・比佐一成・佐々木麻恵・東誠一郎・松本りき・藤本道・栗栖綾濃・石川慶太・大山茂樹・紺屋梓・二神康文・平野勇樹・岸田優・黨清信・深見由真・前川美緒・三池優・村田純・山本由樹恵・三須杏奈

 

8月15日、終戦記念日の深夜。

静まり返った東京駅のホームに、ダイヤには記されていない1台の軍用列車が到着した。そこに乗っていたのは、六十余年前のあの戦争中、南の海で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊達。彼らの目的は、平和になった故国を目撃すること。そして、かの海にまだ漂う数多の魂にその現状を伝えること。

 

永年夢見た帰国のとき。青春を捧げ、故国の為に死に、今や忘れられた彼らが見た今の日本の姿、子孫の姿とは?

          ・・・俺たちは戦ったんだ・・・

 

1998年にニッポン放送で放送された同じく倉本聰 作・演出のラジオドラマ「サイパンから来た列車」をベースに描かれ、舞台としては7年ぶりの新作。

好評により2010年はリメイクされ、富良野でのロングラン公演、全国ツアー、ドラマ化と、話題を呼ぶ。

■2009観劇アンケートを読む

■2010観劇アンケートを読む


   
屋根

★2009年1月16日(金)〜 2月14日(土)
 富良野GROUPロングラン公演 2009冬/富良野演劇工場

<作・演出>倉本 聰

<出  演>森上千絵・高橋史子・水津 聡・久保隆徳・熊耳宏之・

      佐々木麻恵・東 誠一郎・久保明子・杉吉 結・松本りき・

      栗栖綾濃・富 由美子・石川慶太・大山茂樹・玉城仁志・

      吉川春香・紺屋 梓・熊澤洋雪・金井 修・平野勇樹・

      三須杏奈  他 富良野GROUP

 

北海道。大正12年、北海道富良野の小さな開拓小屋で結ばれた夫婦、根来(ねごろ)公平・しの。9人の子どもに恵まれ、貧しいながらも小さな柾ぶき屋根の下で歌声の絶えない幸せな暮らしを営んでいた。昭和18年、戦争の荒波が彼らの家にも押し寄せる。そして2年後、戦争が終結。3人の息子を亡くした。時は流れ、世の中は誰もが想像しなかった豊かな消費の時代へと移り変わる。しかし、ようやく手に入れた“豊か”といわれる暮らしの中で、一家に暗い影が忍び寄る。そしてそんなある日、しのは屋根の上で死んだはずの息子に出会う・・・

◆(初演)2001年3月 富良野塾スタジオ棟
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ニングル
ニングル
ニングル
★2008年6月15日(日)〜7月20日(日)
富良野GROUPロングラン公演2008夏/富良野演劇工場

<作・演出> 倉本聰
<出演> 森上千絵・水津聡・久保隆徳・杉野圭志・佐々木麻恵・東誠一郎・久保明子・杉吉結・松本りき・栗栖綾濃・富由美子・石川慶太・大山茂樹・玉城仁志・吉川春香・ 熊澤洋雪・近藤聡明・金井修・平野勇樹・三須杏奈  他 富良野GROUP

北海道。富良野岳の山裾に拡がる原生林に囲まれた開拓者の村、ピエベツ。村の若者ユタ(勇太)とかやの結婚式の夜、宴会を抜け出したユタとスカンポ、幼なじみの才三。彼等は、昔遊んだ森の奥で身長15cmほどの小さな人間に出会います。「森ヲ伐ルナ、伐ッタラ村ハ滅ビル」という不思議な言葉を残して去った彼等の存在を村人は信じようとしません。そればかりか、ようやく決まった原生林伐採に邪魔が入ることを恐れ、口を封じようとします。そして、才三と一緒に、”ニングル”と呼ばれる彼等の言葉を聞いた筈のユタまでも彼等の存在を否定するのでした。才三の伝えるニングル達の忠告を笑い飛ばし開発を進める村人は、目の前の豊かさに安心し、様々な災害が村を襲っても森からの警告に気づこうとしません。

環境保全をテーマに数々の作品を発表し、警告を発し続ける倉本塾長が渾身の力を込めて描いた、富良野の森と人々の物語――。

            ■2008年公演時の修学旅行生の声を読む

◆(初演)1993年3月 富良野塾スタジオ棟

「悲別」
「悲別」
「悲別」
「今日、悲別で」
★2008年1月11日(金)〜 2月11日(月・祝)
富良野GROUPロングラン公演 2008冬
/富良野演劇工場

<作・演出>倉本聰

<出  演>岩崎聡子・森上千絵・高橋史子・水津聡・久保隆徳・山本

      智美・杉野圭志・佐々木麻恵・東誠一郎・久保明子・杉吉

      結・松本りき・栗栖綾濃・富由美子・石川慶太・大山茂樹

      ・玉城仁志・紺屋梓・三須杏奈 

                       他 富良野GROUP

炭鉱の町、悲別で。

 閉山が決まったその夜、組合長・野中平吉が自殺した。平吉は死の直前、炭鉱夫だった息子のジンにこう語る。「昔、30年前、かつての坑夫たちが、今では閉鎖された旧坑道の地下300メートルに、タイムカプセルを埋めた。その中には希望が入っている。いつかそのタイムカプセルを探してごらん」と。ジンとその仲間たちは、10年後の大晦日、再会して一緒にタイムカプセルを探そうと約束し、一人、また一人と悲別から去っていった。

 10年後、すっかり変わり果て、死んだようになった悲別。約束の大晦日に集まったのは、ジンとブイの2人だけだった。2人は立ち入り禁止の坑道に入り込む。そこで2人を追って取材に来た新聞記者の中村と出会う。カプセルを探すうち、3人は突然の落盤に襲われ、坑内に閉じこめられてしまう。
 その頃、地上ではひとつの事件が伝えられていた。札幌で、ジンの仲間であるサトケンが殺されたという。衝撃を受ける人々の間に、さらにショックな事実が知らされる。犯人は同じ悲別の仲間、加山であるというのだ。
 一方、坑内から脱出しようとするジン、ブイ、記者の3人は、再び落盤に襲われ、脱出の望みが失われる。その時彼らの前に偶然現れたのは、探し求めていたタイムカプセルだった。キャップライトの光が弱まり消えていく中、カプセルの中から出てきた「希望」とは……。

■観劇アンケートを読む

◆(初演)1990年3月 富良野塾スタジオ棟 (「今日、悲別で」)
「谷は眠っていた」〜富良野塾の記録〜
谷は眠っていた

★2007年1月18日(木)〜2月18日(日)2007冬・富良野演劇工場

★2010年1月15日(金)〜2月 7日(日)/2010冬・富良野演劇工場

     2月9日(火)〜3月16日(火)/全国ツアー

<作・演出> 倉本聰

<出演>

2007

鬼塚孝次・水津聡・久保隆徳・栗栖綾濃・杉吉結・杉野圭志・大山茂樹・東誠一郎・石川慶太・芳野史明・鈴木麻菜・佐々木麻恵・久保明子・松本りき・金井修・三倉翔・他
   

<出演>

2010

鬼塚孝次・森上千絵・水津聡・久保隆徳・栗栖綾濃・石川慶太・大山茂樹・梅原卓・伊藤拓・東誠一郎・佐々木麻恵・久保明子・松本りき・藤本道・竹内裕介・富由美子・紺屋梓・二神康文・平野勇樹・岸田優・高柳友輔・黨清信・沼田晃平・牛尾茉由・岡夏美・古賀まどか・中野翠・深見由真・前川美緒・松永靖子・三池優・村田純・山本由樹恵

1984年、春まだ浅い北海道の4月。富良野市西布別の原野に十数人の若者が集まってきた。シナリオライターと役者を目指し、日本全国からやってきた若者たちである。
荒れ果てた原野を切り拓き、農業を手伝いながら学ぶ彼らに、都会では考えられなかった試練の日々。そんな中、彼ら自身の手でスタジオ棟を建て、そこでこけら落としの公演をする計画が持ち上がる。 しかし、彼らがさらに労働や稽古に励む中、事故が起こった。
ケガのため塾を去るもの、それぞれの思いの中、スタジオ棟は完成する。ひとつの夢を叶えた若者たち……。それは同時に別れの季節でもあった。

富良野塾の草創期を描いた記念碑的作品。セットを一切使わず役者の肉体・演技力・マイムだけで谷を切り開いた一期生達の夢にかける熱い闘いを表現した。

◆(初演)1988年1月 富良野塾スタジオ棟こけら落とし公演
地球、光なさい! 地球、光なさい!
★2006年6月1日(木)〜30日(金)
富良野GROUPロングラン公演2006夏/富良野演劇工場

<作・演出> 倉本聰
<出演> 六条寿倖・水津聡・久保隆徳・東誠一郎・久保明子
・松本りき石川慶太・紺屋梓・芳野史明・他
地球、光なさい!

時はクリスマス…。人里離れた山の飯場に、6人の労働者と賄婦レオ。突然の雪崩で閉ざされてしまったその飯場に、突如UFOが着陸し、女性の宇宙人Φ(フィー)とμ(ミュー)が下り立つ。驚愕の中でコミュニケーションをとる7人に、Φとμは自分達の星が12億年前、環境破壊によって滅び、今は還る故郷もなく只宇宙をさまよっていることを語る。彼女たちはUFOの動力であるきれいな水を求め、豊かに水のある地球に下り立った。
ところが現実に見た地球の水は…。

倉本塾長が50年にわたって温め続けてきた母なる地球へのラブコール。
環境破壊で母星をなくしてさすらう宇宙人と、山の飯場の人々の出遭いと交流。

◆(初演)2002年3月 富良野塾スタジオ棟公演
走る
富良野塾の2年間の生活をマラソンランナーの走る姿に託して描いた作品。
夢に向かって全力を尽くして走り続ける姿が舞台に美しく輝く。
◆(初演)1997年3月 富良野塾スタジオ棟
走る
屋根

大正12年から平成8年までの70年に亘る時代の流れを描いた作品。
富良野の片田舎で小さな屋根が見つめ続けた、一組の夫婦の生涯。

★再演 2009年1月16日(金)〜2月14日(土)

富良野GROUPロングラン公演2009冬/富良野演劇工場

◆(初演)2001年3月 富良野塾スタジオ棟
「屋根」「屋根」
オンディーヌを求めて
富良野演劇工場の実験舞台として、一般参加者と作り上げた作品。
舞台「オンディーヌ」のオーディションを受けた二人の女優の心の葛藤。
◆(初演)2001年10月 富良野演劇工場
オンデーヌを求めてオンデーヌを求めて